私が素質研究会國貞幸司事務所の所長です!


by fillheart

【検証】小沢一郎の笑顔の行方

先日、民主党の代表選が行われ、管総理大臣が再選という結果で幕を閉じました。
しかし、管総理大臣が選ばれた瞬間の報道をテレビで見ていて、
代表選で負けたはずの小沢元幹事長の方が生き生きとしているように感じました。
そこで、今回は小沢さんのコメントを検証して、小沢さんの真意を探ってみたいと思います。



小沢さんは代表選に敗れて、その後の会見でこのように語っています。

「結果は敗れたが、大勢の同僚の皆さん、党員・サポーターの皆さんに支援をいただき、
ほんとうにありがたく思っています。今後とも、一兵卒として民主党政権を成功させるために
頑張っていきたいので、仲間の一員としてご指導賜りますよう、
仲よくしていただきますよう、よろしくお願いします」

満面の笑みでコメントされていたのがとても印象的で、
語っている内容にも、小沢さんの素質がとても色濃く出ています。
以前にも、小沢さんの素質は何度か調べて書きましたが、あらためて。

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あの会見の小沢さんの笑顔はまさに025で、
小沢さんが心を開いたときやリラックスしたときに顔をあらわす、いわば、素の小沢さんです。
また、025はとても仲間意識が強く、みんなと一緒に頑張っていきたいという傾向性もありますが、
“仲間の一員として”という言葉を使っているくだりは、その価値観がよく現れてますね。

この会見から見えてくるのは、小沢さんはこの結果を望んでいたんじゃないか。
私は彼の表情や語っている内容から、そう感じました。
実は、小沢さんは先頭に立って、みんなを引っ張っていくというよりは、
調整役として組織の潤滑油的役割の方が、能力を発揮できる素質で、
小沢さんが会見で使った“一兵卒”という言葉がぴったりの素質なんです。
実は、この“一兵卒”という言葉。身分の低い兵隊を指して使う言葉ですが、
以前の会見でも、小沢さんはすでにこの言葉を使っていました。
それは、幹事長を辞めて、後任に決まった枝野幹事長と会談後のコメント。

「私自身は一兵卒として、当面、参院選の勝利に向けて、少しでもお役に立てば微力を尽くしたい」

結局、この後、管総理大臣に、「少し静かにしていただきたい」と言われて、
管内閣は“脱小沢”路線をアピールすることで支持率を上げ、
小沢さんは政権の蚊帳の外に追いやられ、マスコミの前から姿を消すこととなりました。
小沢さんの年齢から考えると、政治家として表舞台から去るのは致命的です。
そして、参院選後に、代表選に出馬することとなるわけですが、
政治家としての影響力を保持したい考えもあったのではないかと思いますね。

どうもこの一連の流れから、小沢さんにとって、一兵卒というのは単なる一兵士という意味ではなく、
責任はとらなくてもいい立場で自由にやらせてもらう、という意思表示ではないかという気がします。
そうなると、役職につけば、自分も少なからず、政権与党の重役として、
責任をとらなければいけなくなるので、管総理がどんな役職を提示しようと受けないかもしれませんね。

今回の代表選は、国会議員票だけ見ると、5分5分。
小沢さんは自分の味方がどれだけいるかが数字で分かり、
なおかつ、代表にもなれなかったので、世論にさらされることもなくなり、
政治家としての存在感と次の一手を打つための自由な立場を同時に手に入れたような気がします。
小沢さんは次の一手は政界再編か。
少なくとも、管総理が自滅するのを待って、次の一手を指すに違いありません。

そういった意味では、試合には管さんは勝ちましたが、
本当の勝負は小沢さんに軍配が上がった代表選だったかもしれませんね。
by fillheart | 2010-09-17 07:44 | 検証