私が素質研究会國貞幸司事務所の所長です!


by fillheart

【検証】勝間和代 VS 香山リカ

先日、駅で書店に立ち寄ったら、めちゃくちゃ面白そうな本を見つけてしまいました。
それは、【勝間さん、努力で幸せになれますか】というタイトルの本で、幸せについて、
経済評論家の勝間和代さんと精神科医の香山リカさんの350分に及ぶ激論を活字にしたものでした。
この本を読んでから、この二人の素質を調べてみたら、とても面白いことが分かってきました。



この本は、一見、価値観の違う二人が平行線の議論をしているといったかんじなんですが、
二人の素質を知って、改めて見てみると色々な発見があります。

勝間和代 555-001-125-5555-E-g-a
香山リカ 000-888-024-0007-H-c-a

素質から見れば、この二人、まさに水と油で議論が平行線になるのもうなずけます。
まず、勝間さんの素質は自立が価値観の根底にあり、為せば成るという精神性がとても強いです。
一方、香山さんは自由が価値観の根底にあり、可能性を追求する精神性がとても強い素質です。

二人の議論を見ていると、勝間さんは香山さんの質問にかなり明確に答えているのですが、
香山さんの方は、勝間さんの答えに対して、売り言葉に買い言葉的なかんじで、
ひとたび議論がヒートアップしてくると、たびたび香山さんがムキになっているかんじがしました(笑)
このあたりも互いの素質のコミュニケーションの型がよく出ているように感じます。

そういえば、こんなところにも二人の素質のスタンスの違いが出てたんです。
勝間さんは著書の中で幸せの定義を次のように書いていました。

 他人が自分のやっていることについて、「ありがとう」と言ってくれること

でも、香山さんは最後まで幸せの定義らしい定義をしてないんですよね。
実はこれも素質のスタンスの違いが出ているんです。

勝間さんは抽象的なものを、より具体的にして物事を点で捉えようとする傾向があるのに対し、
香山さんは具体的にするより、ぼんやりとしていて解釈の余地がある方がかえって面白いと思い、
物事を面で捉える傾向があります。だから、勝間さんが少し決めつけたような物言いをすると、
必ずといっていいほど、その意見に対して香山さんはかみついていくんですよね。

勝間さんは目標を定めて効率よくスキルアップしていけば、必ず幸せまでの道は開けると言います。
目標点を定めて計画を逆算して立てる、そんな素質を持つ勝間さんらしい言葉です。
でも、香山さんは、本のあとがきでこのように書いています。

「努力もできず、向上できなくても、人は生まれただけで生きる価値や権利がある」などと主張する理由は、
「だって私がそうだから」ということかもしれません。

これは香山さんが目標を決めずに、やりたいようにやっていきながら、ベストな着地点を定めていく。
そんな素質を持っているからこそ出た言葉ではないでしょうか。

こんな二人の数少ない共通点が、最後にあるaという素質。
この素質を持っている人は自分の主張を通していく力を持っているのですが、
この二人の議論を見ていると、たしかにどちらの言うことにも説得力があるんですよね。
このような激論対談が本になったのも、aを持つ二人だからできたのかもしれません。

努力すれば幸せはつかめると主張し、自らが成功のロールモデルとなった勝間さん。
対して、居場所があれば、それが幸せとする香山さん。
こういった全く反対の意見を尊重し認めることができるのも、また素質論の魅力ですね。
by fillheart | 2010-04-14 00:25 | 検証