私が素質研究会國貞幸司事務所の所長です!


by fillheart

【検証】太宰治の桜桃忌

昨日、太宰治を偲ぶ桜桃忌の特集をNHKでやっていました。
太宰治と言えば、「走れメロス」や「人間失格」など、
数々の名著を残した昭和を代表する小説家ですよね。



彼の命日を“桜桃忌”と呼ぶのは、彼の作品の「桜桃」にちなんで名付けられたそうです。
とても印象的だったのは、桜桃忌にわりと若い女性の姿が多いことでした。
言葉遣いが繊細で内面の弱さをさらけ出す所に、彼女たちはひかれるのだそうです。
太宰治の素質に興味が出てきたので、早速調べてみました。

太宰 治 789-888-555-7897

特集を見ていて、とても自己矛盾が激しい人だと思ったのですが、素質もその通りでした。
太宰治が16歳のときに書いた原稿があり、その中のエッセーにはこんなことが書かれています。
「閑(ひま)があれば遊ぶし、遊んだあとはつかれるし思ふやうには行かない」
これは心のエネルギーがなくなると動けなくなる888の性質がよく出ている文章です。
太宰治も相当悩んでいたようですね。

「無暗に先生に作文が上手だとほめられた」
「僕は悲観をしない。僕にはまだ細いながらも自信があるからだ」
これも888の特徴がよく出ていますね。周りから認められたい888が満たされています。
きっと先生に褒められた時は何でもできそうな気がしたかもしれませんね。
褒められることで、存在感を大切にして欲しい789も満たされて、
小説家を目指す原動力になったような気がします。

彼は大学時代から何度も自殺未遂をしており、
最後も入水自殺しているのですが、なんと自分の誕生日に自殺しているんです。
「生まれてきてごめんなさい」と言った太宰治が最後に残したかったのは、
やはり、789だけに自分の存在感だったのでしょうか。

ゆかりの地を案内しているボランティアの方が太宰治に宛てた手紙があって、
そこには次のように書かれていました。
「あなたが認めてほしかった故郷は、今やあなたを受け入れています。
ただ、命を粗末にしてほしくなかった」
太宰治が欲しかったもの、それはあの世ではなく、この世にあるのかもしれません。
そう思うと、何とも言えない切ない気持ちになりました。
自己矛盾の激しかった彼が書いた作品だからこそ、
矛盾の激しい社会に暮らす今の現代人の心にダイレクトに響く何かがあるのかもしれませんね。
by fillheart | 2009-06-20 11:02 | 検証