私が素質研究会國貞幸司事務所の所長です!


by fillheart

親の暴言で子供の脳がダメージを受ける!?

今日、ニュースを見ていたら、興味深い記事を見つけました。
“親の暴言、子の言語発達を阻害”
この記事によると、感受性の高い幼少期に親からの言葉による虐待を受け続けた子供は、
受けていない子供よりも、“言語性知能”の数値が低い傾向が見られたそうです。



言葉の暴力で受けるのは精神的なダメージだけではないんですね。
肉体的なダメージを与えることができると考えたら、ぞっとしました。

この研究は、18〜25歳のアメリカ人1,455人から、
家庭環境や家族の収入などが同程度の男女40人を選んで、
4〜17歳の幼少期に親から連日のように、
「生きている価値がない」、「死んだ方がまし」などと言われ続けた21人と、
言われなかった19人に分けて、知能検査とMRI検査をしています。

その結果、言語性知能の数値は、
親の暴言を受けなかった人が、111〜154だったのに対して、
親の暴言を受けた人は、94〜140と低い結果が出ています。
また、言葉の虐待を受けた人の脳は、
言語で意思を疎通する部分の血管が膨らむなどの損傷があったそうです。
この研究を進めた熊本大学大学院の友田明美准教授は、
2008年にも、幼少期に長期間、体罰を受けた人の脳が、受けていない人の脳に比べて、
前頭葉の一部が最大約19%縮んでいるという研究結果も発表しています。

このような結果を見ていると、
親の言葉が与える子供への影響は計り知れないものがありますね。

素質論でも言葉はとても重要なファクターで、
基礎理論の講座では、意識に入りやすい言葉を実際に素質タイプ別でお話をしています。
エネルギーが高まる言葉を素質に合わせて使うことで、
人のエネルギーを自在にコントロールすることができるようになります。
また、他人だけでなく、自身が使っている言葉も自分の素質に合わせて意識的に変えることで、
エネルギーを自家発電することが可能です。
自家発電できるようになると、モチベーションが下がって行動ができなくなるということがありません。
また、人にエネルギーを分け与えても減ることがないので、
行動を促し、周りに良い影響を与えられる魅力的な人物になることができます。

もし、モチベーションがなかなか上がらない、上がってもすぐに下がってしまうという人は、
使っている言葉を見直してみるのもいいかもしれませんね。
by fillheart | 2009-06-09 00:30 | 素質論コラム